ぼくが就活をしていた時の会社選考基準は「いかに転勤が少なく、都会で働けるか」でした。ぼくは化学を選考としていたので、勤務地の重要性は先輩の働く姿を通して、こんな働き方しなくないな。と思っていました。
化学系企業に就職すると、技術職として採用されます。院卒であれば、将来の幹部候補と謳われて、全国の土地が安い工場や研究所を転々とすることになります。最近は東南アジアの工場で勤務するとかも少なくはありません。
ぼくは田舎で働くことを否定はしていません。見ず知らずの土地で誰でもできる仕事を誰でもできる人がする。というのが会社員の宿命です。せめて、自分が好きな場所に住んでプライベートな時間だけでも豊かに過ごしたいですね。田舎から田舎への転勤なんてもう最悪・・・。
しかし、勤務地にこだわって就活をしていても大抵は失敗します。会社員である限る宿命からは逃れられません。
大企業は関連会社をいくつも所有している
勤務地を重視していた僕は、就活で良さそうな企業に出会うたびにホームページの会社概要を舐めるように見渡し、工場・研究所・事務所の所在地をチェックしていました。僻地に事務所があれば、会社の優先度を下げるという意味不明なことを本気でしていました。あの頃は必死に先輩みたいになりたくないと思っていました。
しかし、入社してから速攻気づいたのですが、大企業であれば関連会社が多く存在します。ぼくの会社では入社1年目の初期配属から関連会社に出向している人がいました。そのため、どの企業に入社しても全国で働く可能性は存在します。
万が一、ハズレくじを引いた時に辞めれる覚悟はあるのか
仮にほとんどの社員が都会で働いているという会社もあると思います。そういった会社だからこそ、万が一、不本意な配属になった時に辞めれる覚悟があるのでしょうか。会社員になれば、我慢をして生活をすることにどんどん慣れていきます。
不自由の中でいかに楽しく生活できるかに焦点をあててしまっていると本来なりたかった状態に舵をきることは難しいです。
都会で働きたいといっていながら、田舎の工場でせっせと働いている先輩をたくさん見てきてそう感じています。
自分にとって働く場所はどのくらいの優先順位なのかをはっきりと決めておく必要があります。ぼくにとっての働く場所は最上位ですが・・・。そのためには、スキルを磨いておく必要があり、いざという時に配属を交渉できるほどの能力があればといいな思います。
まとめ
好きなところで働くという生き方がもっと社会に浸透していればいいなと思います。働き方改革のためにリモートワークなどが広まっているので、あと数年後には実現できているのかもしれませんね。それにしても、会社選びで勤務地を基準にするのは辞めましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
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