この本を見た瞬間にジャケ買いしました。かなり痛快で目から鱗の内容だったので、レビューします。
すごい手抜きー今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術 佐々木正悟
完璧主義は
- こだわりすぎて仕事が終わらない
- スタートに時間がかかり余裕がない
- 目標が高すぎて途中で諦める
手抜き思考なら
- さくさく次の仕事に進める
- とにかく進めるから手直しする余裕がある
- 手の届く範囲の目標を達成する
手抜きは良いことだ
このタイトルを見た時に「手を抜くなんてとんでもない」なんて意識の低い本なんだと思っていました。
「仕事で手を抜くなんてとんでもない」という考え方は「普通」ですが、
「必要なら手を抜くことも仕方ない」という発想も「普通」なのです。
なるほど。ぼくは残業は出来るだけせずに、他のことに時間を割きたいと思っているのでよく分かります。会社員として与えられた仕事はこなさないと行けませんが、そこにはクオリティはあまり明確な定義はなされていません。
この適切な手抜きを実践することで、無駄な仕事にかける時間を短縮し、結果的に残業を減らせるというわけです。
今年こそは、有給を確実に消化したいです。職場では、有給をうまく活用している人と有給を取れずに仕事をしている人が極端に分かれています。これは、ある意味いい具合に手を抜けるかどうかなのです。
仕事でも勉強でもそうですが、一切手抜きができない人というのは、必死に完璧を目指した挙句、途中で諦めるという傾向があります。
締め切りの期日の中で、しっかりと仕事を終わらせる人は、締め切りから逆算して、どのくらいのクオリティに仕上げるか(つまり、どのくらい手を抜くか)を調整しているのです。
たいていの仕事は「完璧に」などできない
そもそも「完璧」ってなんだ??という疑問があります。
完璧とは、誰もが火の打ち所が無い状態のことを言います。職人ならまだしも、サラリーマンにその状態が求められているのでしょうか。職人であれば、何十年の月日をかけて、人が真似できない技術を体得し、完璧なモノづくりができるのでしょうが、サラリーマンは誰もができる仕事をするため、自分がだけができる仕事をしてしまうと、次の担当者がうまく仕事の進め方を活用できなくなるため、非生産的です。
そのため、再現性のある仕事が求められます。具体的には、仕事を素早く処理する方法とかマニュアル化できるものです。
つまり、サラリーマンとしての仕事を「完璧」にこなす必要はそもそもないのです。そう考えたら、正しい手抜きの技術は必要となってきます。
まとめ
完璧な仕事よりも最適な仕事を目指しましょう。
有給も消化できずに、毎日残業で平日は疲れて帰ってくる状態なんて、豊かな生活とは言えません。
平日の仕事の後の時間をたくさん作りたいという人は「すごい手抜き」を参考にしてはいかがでしょうか。
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