ファスティングをするにあたって、気になることがあります。それは、「ちゃんと食べなくて、お腹空かないの?」や「めまいとかが起きて倒れてしまうことはないの?」といった疑問です。
空腹は栄養がなくなったと脳が感じて、しっかりと食べるようにと指令を出すためです。つまり、空腹は思い込みに過ぎないということのようです。また、めまいなどは、急に栄養を遮断することで起きてしまいます。そのため、ファスティングの前にゆっくりとに体に取り入れる栄養素を減らしていくことで防止ができます。登山で高山病にならないように、山の中腹で一泊して体を慣らすようなものです。
ファスティングを成功させるためには、「準備食」と「回復食」をしっかりと行うことが必要となってきます。
今回はファスティングを安全に取り組む4ステップをまとめました。
ファスティング前後の体が喜ぶ食材
日本人の長寿の秘訣は伝統的な日本食にあります。栄養バランスが取れている日本食が注目されています。そんな日本食の頭文字をとって「まごわやさしいっす」という言葉があります。
伝統的な日本の食材
- ま:豆類、納豆、豆腐
- ご:ごま、ナッツ
- わ:わかめ、昆布、海藻
- や:野菜
- さ:魚(青魚)
- し:しいたけ、きのこ類、生姜
- い:いも、穀物(お米)
- っ:漬物、植物性乳酸菌
- す:酢の物
昔からの日本の食事は上記の食材がふんだんに使用されていることから、日本食は健康的だといわれます。
4つのステップ
ステップ1.準備期間
ファスティングに入る前には、新陳代謝を良くし、脂肪を燃焼しやすい食材を選択します。体に良いメニューを中心に食べるように心がけましょう。肉や魚、揚げ物などはNGです。
ポイント:夕食は20時までに済ませ、腹6分目の量を目安としましょう。
ステップ2.ファスティング期間
水と発酵飲料、ノンカフェインの飲み物だけで過ごします。もっとも辛いのはファスティング2日目です。眠気や寒気がする場合がありますが、その時は体を温めてゆっくりと休んでくだい。2日目以降は、ケトン体という成分が分泌されて、どんどん空腹が感じなくなります。
ポイント:1日2L以上の水をこまめに飲むようにしましょう。頭痛を感じる人は梅干しや塩を舐めるようにしましょう。
ステップ3.回復食期間
ファスティング後の初日は少しずつ体を慣らしていきましょう。ファスティングで休めた消化器を回復食で徐々に目覚めさせます。ファスティングで最大の効果を得られるかどうかは、この回復食期にかかっていると言っても過言ではありません。
ステップ4.準回復食期間
ファスティングの最後の仕上げとして、通常の生活ができるように体の機能を調整します。
まとめ
ファスティングをする際には、4ステップを意識して実践することで安全にファスティングができます。一度、体のデトックスをしたい人はファスティングをして健康的な体を手に入れましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
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