ツイッターを見ていたらこんな記事を見つけました。
fabcross for エンジニアの「新社会人・若手社会人の意識調査」の結果です。
ぼくは今年度から製造エンジニアから技術営業へ転身しました。
これからの時代の変化は業界ごと無くなるかもしれないのに生涯にわたって自分の専門領域で戦おうとする姿勢が平成の価値観ですね。
習得した知見を武器に次の技術に伸び乗るならまだしも・・。https://t.co/QcUoYe0L86 … @PRTIMES_JP— まこ@入社3年目で社内転職人 (@mako_rock1114) April 2, 2019
【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2017年6月27日~7月3日
対象:
入社1~3年目の若手社会人 技術系職種:100人
30歳以上の先輩社会人 製造業エンジニア:100人
ぼくは、製造エンジニアを3年間経験し技術営業へキャリアチェンジをしました。
製造エンジニアとして生涯にわたり働くことについて考えたいと思います。
製造業エンジニアの仕事
製造業エンジニアとは、車や電子機器などのいわゆる「ものづくり企業」で働く技術職の人々です。
全国各地にある工場でせっせと納期を守りながら働き、3K=きつい、汚い、危険。そして職場はおじさんとおばさんだらけ・・・_:(´ཀ`」 ∠):。
という職場のイメージが強いですが、本当にその通りです。
大学卒の理系エンジニアでも東南アジアへの工場進出などにより、この3K+αを余儀なくされているというのが実情です。
アンケートの声から、製造エンジニアを選んだ主な理由は以下の通りのようです。
- 学校で理系が得意だった/専攻していた
- ものづくりが好きだった
- 将来性/安定性/待遇に惹かれた
ぼくは工学部出身だったので、就職先の選択肢としてとても人気がありました。
大学で学んだことを生かしたい。
安定してそう。
営業には向いていないと思うから。
と思い製造業エンジニアになる就活生は多かったです。
同じ職種で一生食っていけるのか
ぼくが製造業エンジニアとして3年間働いて感じたことは「技術や経験に汎用性がない」ということです。
大企業になればなるほど会社独自の事柄や狭い人脈に詳しくなるだけで他で戦う力が一向に身につきません。
今は、時代の変化が激しいです。
だからこそ、定年まで働くスキルを身につけなければなりません。
定年まで働くためのスキルは
- コミュニケーションスキル
- 最新技術への興味
- 幅広い人脈
- 柔軟な思考
だと思っています。
これってやっぱり営業で培われるスキルじゃないですか。
特に自分は営業に向いていないからといって消去法で製造業エンジニアを選択した人は気づいたら閉鎖的な社内で転職もできないという最悪のシナリオが容易に想像できます。
働けば働くほどエンジニアは不利な立場に追いやられる場合が多いです。
これは、製造業エンジニアという職種が他の企業ではあまり役に立たないことを意味しています。
終わりに
製造業エンジニアで一生働き続けるのは、これからの時代かなり難易度が高いと思います。
今の時代は「堅実な忠誠心よりも、変化を恐れない柔軟性」が求められています。
製造業エンジニアは、営業と比べればキャリアの幅が少ないことは事実です。
これからは会社に搾取されない自由な働きかたを個人で考えなければならないと思います。
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